2023年晩春。私は、繁華街から外れた人気のない路地裏に歩を進める。やがて、白いスカートの女が、うずくまるように地べたに腰をおろしているのを発見する。その女は、アルコールがもたらす深い酩酊の海にどっぷりと沈み込んでいるらしい。私にもいささかの経験があるからわかる。その海の中は、現実とは違う音の響き方がするし、物の見え方も違うのだ。女は目の焦点が微妙に合っておらず、何事か意味不明な言葉を呻いている。髪はボサボサで、大きなメガネをかけているので一見してわからないが、よく見るとかなりの美女だ。淡い水色のニットに、大きく柔らかそうな乳房が窮屈そうに収まっている。若い女の甘い香りとアルコールの臭気が混じった独特な匂いに、私はいたく興奮していた。女を担ぐようにして家に運び込み、私が普段寝ているベッドに、その柔らかい身体をそっと横たえる。よくよく観察してみると、やはり、はっと息を飲むほどに美しい女だった。女が荒い呼吸をするたびに上下する、そのたっぷりとした乳房を眺めていると、私は俄然息苦しくなるのを感じた。理性の檻に閉じ込めたはずの私の性欲は、とっくに言うことを聞かなくなっている。おもむろに固くなったペニスを取り出し、涎に濡れる女の唇にあてがうと、女は拒絶するでもなくカリを舐め回してくる。メガネの奥の瞳は妖しい光をたたえ、媚びるような視線を私に向けてくる。たまらなくなった私は、はちきれそうなペニスを、女の喉奥深く突き刺して………