大勢の子供に囲まれた生活を夢見ていた妻・れいかと、勃起不全と精子死滅症を患う夫・翔太。良好な夫婦仲ではあるものの、夫の病によってふたりの関係に亀裂が生じていた。家を飛び出したれいかは翔太の部下である上田と偶然出会い、家へと招かれた。夫婦関係に影を落とす悩みを打ち明けたれいかは上田に安らぎを求め、女としての悦びを思い出していく。禁断の愛を育んでいたれいかと上田の関係に終止符が打たれたのは翔太との結婚記念日。双方の謝罪の末に夫婦関係の修復に成功し、れいかは上田との決別を選択。現実を受け入れられぬ上田は怒り狂い、れいかへの復讐を決意する…。