ウチの妻は、付き合っていた頃から、結構なキレイ好きで、かなりの「潔癖性」な、女でした。まあもっとも、そのおかげで、家の中はいつもキレイで清潔で、ありがたいと言えばありがたかったのですが。近所の路上に、ウメちゃんと言う人懐っこい男が、まあ、暮らされていて。もう何年も風呂に入っていないんじゃないか?と思われるそのウメちゃんの事を、潔癖性の妻は、「イヤだわあのヒト…」などと言って、毛嫌いしていたのです。