幼い頃に父を亡くした僕は、ずっと母さんと二人きりで生きてきた。厳しくされた事もあったけれど、美しく優しい母さんをいつしか一人の女性として愛するようになっていた。でも僕の就職をきっかけに、母さんは職場で知り合った男性と再婚して第2の人生を歩もうとしているみたいで…。そんなある日、僕は母さんに婚前のお祝いとして親子二人での温泉旅行に誘った。’これまでの感謝’ではなく’これからの愛’を伝えるために…。