プロ野球選手だった夫を2年前に亡くした文子は女手一つで息子を育てていた。夫の仏壇に手を合わせては寂しさを募らせる毎日を送っていた文子だったが、父親のようなプロ野球選手になるために日々鍛錬し成長する息子の体つきに夫の面影を見出してしまった。夫を想起し歯止めが効かなくなった文子は、息子のいる浴室に入り…。