それはある日の朝―。娘の菜穂子と買い物に出かけようとしていた美沙は、出会いがしらで一人の青年とぶつかってしまうのだった。菜穂子と同級生の「太郎」と名乗るその青年との出会いが、美沙の平穏だった生活の歯車を乱していく…。数日後、太郎と付き合う事になったと菜穂子から聞かされた美沙。そして家に太郎を連れてやって来るのだが、美沙はまだ知らなかった。太郎が菜穂子と付き合った本当の意味を…。