私の名前は、間宮灯子。先日、この亜瑠可収容所の看守長として配属されてきた。凶悪犯罪者の吹き溜まりのようなこの収容所は、重い罪を犯しておきながら反省の色も見られない、粗暴な人間ばかりだ。そしてこの塀の中で、クスリの売買を行っている者がいるという。私がここにきた本当の理由は、その真相を掴むことだ。