夫の浮気。今の生活を壊したいわけじゃない。だから見て見ぬフリしか出来なかった。だけど、そんな日々に別れを告げる日がいつか来るのを待ち望んでいた。パート先で知り合った大学生の雄太君と連絡先を交換してから、私の生活が少しずつ楽しくなってきていた。このまま彼と結ばれたい…そんな願望が自分の中で芽生え始めていた。そして、その日は唐突にやってきたのだった。