(今日も夫は挨拶さえしてくれなかった)美人で気立てが良い由香里は職場で羨望の眼差しを受けていたが、冷え切った夫婦生活に心を痛めていた。空回りばかりする日常に気落ちする日々。そんな由香里を同僚の田中はもどかしく思っていた。一途に由香里を想う田中は、あの手この手で元気づけようとする。純粋な優しさに胸を打たれた由香里は、いつしか田中に心を許すようになっていき…。